いざ、家庭菜園を始めてみたが肥料を与えるタイミングがよく分からないというお話をよく耳にします。
今回は、「肥料を与えるタイミング」についてお話していきます。
与えるタイミングごとの肥料の種類『元肥(もとごえ)と追肥(ついひ)』
肥料の中でも様々な種類があるかと思います。
肥料は、タイミング別の種類として2つあります。
というものがあります。
元肥(もとごえ)
「元肥」はゆっくり長期間効果のある遅効性の肥料を使用することが多い
追肥(ついひ)
「追肥」は素早く短期間で効果の出る比較的即効性のある肥料を使用することが多い
作物で変わる肥料の間隔
葉物野菜などの栽培期間の短いもの
例:レタス、ほうれんそう、小松菜、白菜、二十日大根
おおよそ2か月以内で栽培期間が短いものは追加する必要がないので元肥のみで問題ないため、肥料をあげるタイミングとしては、土を用意する最初の段階
その他栽培期間の長いもの
例:トマト、ピーマン、なす、スイカ、きゅうり、おくらなど
栽培期間が長いため元肥が足りなくなる可能性が高くなります
そのため、外から肥料を足してあげる必要があるので追肥が必要となるります
追肥が必要となるタイミングは、植物の栄養不足のサインが出たらあげます
栄養不足のサイン
栄養不足のサインとして
- 葉はしっかりしているけど、全体的に黄色がかってきた
- 葉のふちだけ茶色く枯れてきた
(肥料が多すぎるときや水分が不足しているときもある) - 実がなる作物で花の数が少なかったり、小さかったりするとき
- 花が小さい
(花に栄養を送るための茎が細くなっている 細くなっていると栄養が遅れる量もすくなくなってくるため)
があげられます
栄養不足のサインがでてから作物がダメになってしまわないように肥料を足してあげることが必要となります
しかし、栄養不足のサインが出てから肥料を与えてもすぐに効果が出るわけではないため栄養不足のサインが出る前に与えることが大切です
栄養不足のサインが出る前に追肥を与えるタイミング
栄養不足のサインが出る前に追肥を与えるタイミングとして
” 根っこがしっかり張って植物がぐらつかなくなってから "
与えます。
肥料があるほうに根っこを伸ばそうとするため、根っこがしっかり張る前に与えてしまうと追肥を入れた側に根がいき全体的にうまく広がりません
そのため、元肥まで根が広がるまで待つ必要があります
追肥としては、「 直接指す液肥 」や「 水やりで溶ける固形のタイプ 」などを入れます
入れるタイミングとしてなくなりかけてきたなと思ったら次のものを入れます
液体:若干即効性があるため、すぐ効かせたいときにおすすめ
栄養不足のサインが出ているときはおすすめ
固形:液体よりかは効果期間が液体より長く、少しずつ溶けていくからゆっくり
効く
肥料を与えすぎてしまうと肥料焼けをしてしまう可能性があります
記載されている適切な量を与えてください
適度なタイミングで肥料を与え収穫のときに楽しめるくらい収穫ができる野菜作りができるといいですね!