春先、暖かくなってきて徐々に家庭菜園を始めていこうと野菜などを植えた矢先に突然の寒波ががやってきて、寒さで苗が枯れてしまった・・・
そうならないために寒さ対策はしっかりやっておきたいですよね
今回は植物を守るための寒さ対策についてお話しできればと思います!
寒波が来ると野菜はどうなるの?
寒波の何が植物に悪い影響とは
空気中の水分が夜中に低温となり発生する霜が植物に付いてしまうために、
霜害や凍結が起き、植物がダメージを受けてしまいます。
湿度などの条件にもよりますが、気温がおよそ『 4度 』を下回ると霜が発生するといわれているそうです
寒波が来た時の野菜を守る対策
対策その1:小さめのプランターなどに植えていて、動かすことが出来る場合は家の中に避難させる
この方法は確実に植物を守ることが出来るので可能な場合は優先的に行いたい方法です。
プランターを屋内に移動することで物理的に霜から野菜を避けられます
プランターなどで育てていて動かすことが可能な場合、この対策で守れるかと思います
対策その2:藁を敷く
植物の背丈が10㎝以下程度の小さめの状態で大きなプランターに植えていたり、地面に直接植えていて簡単に動かせないという場合は藁を植物の全体を出来る限り覆うようにして敷きます
この方法は地面や植物の表面を覆うことで、保温を行い植物の凍結や霜がつくことを防止する効果があります
また、敷き藁には地面の乾燥や雑草、泥の跳ね返り(病気の予防)を予防する効果にも期待出来ます
敷き藁用の藁はホームセンターなどで手に入れることが出来ます
また、藁以外のもので代用したいという場合には次のものを使って代用することが出来ます
藁以外の代用品
新聞紙
長期間使用はできませんが、家に古新聞がある場合はコスパ◎なので
一時凌ぎとしてはオススメです
ちぎらずに上から被らせることで風に飛ばされにくくなります
新聞紙の端を石や重石などで飛ばされないようにしてください
雑草を使う
藁はイネ科なのでイネ科の雑草がオススメです
雑草が生えてくる原因になるので種の部分は切って使いましょう
また敷きっぱなしにする場合は、緑の水分の残っている状態ではカビなどの温床になりやすいのでなるべく茶色の乾燥したものを使いましょう。
水分の多い草しか用意が出来ない場合には、1日天日干しにするなどしてなるべく
乾燥状態に近づけると良いです
すだれを使う
準備が簡単なので植物が小さく、葉が折れる心配がない場合にはオススメです
日光が当たらなくなるので夜に気温が冷え込む恐れのある日の夕方に植物の上から被せておき、朝になったら撤去しましょう
ブルーシートなどのビニール系でも可能だと思いますが、風でシートが動くときに葉っぱに擦れて、植物がダメージを受けてしまう可能性があるのでビニールよりすだれの方がオススメです
対策その3:” 大きい作物 ”を守るためにビニールでトンネルを作る
植物が藁などで覆える大きさではない場合に、簡易的にビニールでトンネルを作る方法です
ホームセンターや100円ショップなどで手に入るアーチ状のいぼ竹などを使い、植物を覆うトンネルを作りビニールを被せます
また、植物の数が少ない場合にはアサガオ用などの円形になっている支柱にゴミ袋等の大き目のビニール袋を被せてみても良いかもしれません
今回は春先に突然寒波が来てしまった時のための植物を守る対策について話していきました
” 三寒四温 "という言葉があるように、春先に寒い日が続いたかと思うとまた暖かくなってを繰り返していくかと思います
春先は、気候が暖かくなるにつれて植物も元気に育っていきます
本格的に暖かくなる前の寒さで植物が枯れてしまわないようにしっかり守ってあげていきたいものです