ホームセンターや園芸店に並ぶ、様々な野菜の苗たち
せっかく高いお金を出して買った苗なのにすぐに枯れてしまったり、なぜかうまく育たないなんて悲しい経験をされたことがある方もいるのではないでしょうか?
土のせい?季節のせい?
せっかく買ってきた苗が良くなかったという可能性だってあります……!
良い苗を見極めることができれば、苗を植えてすぐ野菜をダメにしてしまうという失敗も減るはず!
ここでは、そんな上手な野菜の苗の選び方のコツをお届けします!
よい苗・わるい苗の特徴
よい苗の特徴
植物の重心が低くガッチリしている
植物の重心が低い状態は苗のバランスが安定していて倒れたりする心配も少ない
良い状態の苗です!
ガッチリして茎等が太い苗は健康的に育ってくれます!
同じ種類の周りの苗と比べて、平均的な大きさである
種苗会社など苗屋さんが同じような育て方で育てている苗たちですが
店頭に並んでいる中で大きすぎる苗や小さすぎる苗は、” 病気や環境など何か問題を抱えている可能性 "があります!
極端な大きさの苗より平均的な見た目の苗を選ぶほうが無難です
ただし、全体的にヒョロヒョロとした姿をしている場合には、違う店を覗いてみるか、ヒョロヒョロしている苗の中で少しでもガッチリした苗を選ぶことをおすすめします
植物の新芽が健康的な見た目をしている
ほとんどの植物の中心には" 生長点 "と呼ばれる植物の新芽が出てくる箇所があります
苗を買う場合にはこの生長点もとい、新芽をよく観察してみることをおすすめします!
販売されている苗の中には
- 新芽が折れている
- 病気で枯れている
といったものもあります
新芽がない状態だと、それ以上植物が成長しないということもあり得るので、注意してくださいね
花や実がついていない苗
植物は花が咲いていたり、実がついていると、子孫を残すための反応として花や実に自分の限られた栄養を分けてしまいます
早く実が取れるからという理由で『最初から花が咲いていたり』、『実がついている苗』を購入する方が多いのですが、” そういった花や実は実際のところ大きな実は収穫出来ないもの"です
そればかりか、植物が大きくなるのを妨げてしまう可能性もあります
大きな茎には大きな花が咲き、大きな実がつくものです
まずは植物自体が大きくなれるように、出来るだけ花や実がついている苗は避けることをおすすめします。
植物が大きくなれば、
自分の根や光合成で得られる栄養も多くなり、
その分、実も大きなものが育っていきます!
もしも植える前の苗に花や実がついている場合は、植える前にその部分を取ってしまうのも一つの手段です!
わるい苗の特徴
茎がヒョロヒョロしていたり、葉が異様に縮こまっている
植物は狭く、日当たりの悪い場所であるほど、日の光を浴びようと、背が高くヒョロヒョロとした姿になってしまいます
苗の状態で背が高いと、風や、ちょっとした拍子で茎が折れてしまうなんてことにもなりかねないので注意が必要です
葉が異様に縮こまっている場合は、『病気』や『乾燥』、『日当たり』など様々な悪条件の影響が出ている場合があるので注意が必要です
苗の根元がグラグラしている
苗がグラグラしているものは、『 害虫 』や『 病気 』の影響で根を上手く張れていない可能性があります
また、それが健康な苗の場合であってもしっかり根を張るまでに時間がかかったり、植えた後に風などでグラグラ動いて根元から折れてしまう可能性があります
苗の根っこがポット内で増えすぎている
苗のポットを持ち上げて下から覗いた時に、
ポット底の穴からあふれるように根っこがはみ出している状態の苗のことです
一見、元気のよい苗に見えますが、植える時期を逃した少し古い苗の可能性があります……!
すし詰め状態の根っこの部分は狭いポットの中でガチガチに絡まっており、根っことしても少し古いものとなってしまいますので、根っこが多すぎる苗は出来れば避けたいものです
しかし根っこが多いからだめというわけではありません
根っこは先端のものほど水や栄養の吸収がよくなるので、苗のポット内で少しでも少しでも新鮮な根っこが多い、すし詰め状態手前のものがポイントです!
やぎさんのまとめ
でもまずは第一印象は大事!
たくさん苗が並んでいる中で、難しいことは考えず、
これだ!という健康そうな葉の色をした苗を選んでみてください
きれいな緑色をした苗は大抵の場合健康です(笑)
苗を選んでみたうえでよい苗・わるい苗の特徴を見て、
苗選びの参考にしてみてください!
苗を選ぶだけでも注意すること、考えることはたくさんあります
しかし、慣れてくると最初のこれだ!
という健康そうな苗を選ぶ時点でおおよその選別が出来るようになってきます
苗の良し悪しが分かってくると、苗選び1つでも楽しくなってきます!
ぜひ、皆さんもチャレンジしてみてくださいね